愛する家族が亡くなるのはとても悲しいことですよね。
ペット火葬社でたくさんのお別れを見てきた、みーと(@3meetcat)です。
愛猫が自分よりも先に亡くなるのはわかっていても、お別れは苦しいです。
どんなに可愛がっていても、やはり最期は後悔が押し寄せてきます。
もっと遊んであげたらよかった
もっとたくさん構ってあげたらよかった
愛猫を愛してやまない人ほど、その苦しみはついてきます。
ここでは、実体験をもとにあなたが望む火葬方法や火葬場の選び方がわかるように説明していきます。
最期のお別れを悔いのないようにして少しでも苦しみを軽減してもらえれば嬉しいです。
ペット火葬の流れ
- 愛猫の遺体の安置
・時期による安置方法 - 火葬場の選び方
・公営or動物霊園・寺院or移動火葬社 - 火葬の予約をする
- 火葬方法を決める
・合同火葬or個別火葬 - 収骨先・供養方法を決める
・自宅or納骨堂など
この一連を詳しく説明していきます。
昔は埋葬が多かったですが、今では大事な家族の一員としてネコちゃんの存在は大きくなったので、人の葬儀とほぼ同じ流れで行っています。
火葬方法によってはごみと同じ扱いになってしまうので、火葬の種類をしっかり把握してから、自分の納得のいく火葬方法を選びましょう。
亡くなった愛猫の安置方法
- 死後硬直が始まる前に手足を丸める
- 最期のお手入れ・ブラッシング
- ダンボールかベッドにペットシーツを引いておく
- 夏場は保冷剤をわきの下やお腹にあてる
最期を見守った後はいつまでも離れがたいですよね。
亡くなったらすぐ火葬しないといけないわけではありません。一週間先に火葬の予約をする人もいました。
ただ、亡くなってから時間が経つと腐敗が始まります。 安置方法をしっかりしていつお別れをするか考えましょう 。
その一
亡くなって数時間で硬直が始まるので、なるべくネコちゃんがいつも寝てるように両手足を丸めてあげて下さい。
※死後硬直が進んでたら無理にする必要はありません。
その二
目や口が開いていたら閉じてあげたり、綺麗に整えてあげるといいですね。
最後のブラッシングをこの時にしてあげるとその子も喜ぶと思うな
目がすぐに閉じない場合しばらく手を添えるか、閉じないときはガーゼをかけてあげるといいな
その三
体液が出てしまう事があるので、ダンボールかいつも使っていたベッドにペットシーツ(もしくは新聞紙)を引いておくと安心です。
その四
夏の場合は亡くなってすぐに火葬をしないのであれば、遺体が暑さで腐敗しやすいので冷やす必要があります。
涼しい場所に安置し、わきやお腹あたりに保冷剤やドライアイスをあてて遺体の腐敗を遅らせましょう。
冬場はそこまで神経質にならなくても、涼しい場所に安置してれば問題ありません。
火葬する日まで長かったり、心配であれば夏と同じく保冷剤などをつかうと安心ですね。
業者によっては、火葬日まで預かってくれるところもあります
冬の場合も腐敗に注意!
【母の体験談】
寒くてかわいそうだからと、亡くなった愛猫をしばらくコタツの中で温めてしまい、腐敗が進んでしまいました。気持ちはすごくわかりますが、亡くなったら涼しい場所で安置するようにしてください。
ペット火葬社の選び方
ペット火葬は大きく分けて3つに分かれます。
- 公営の火葬場
市町村などの役所が管理する火葬場。地域によっては行っていないところもあり。 - 動物霊園・寺院
人と変わりない葬式ができるところが多い。公営より割高。 - 移動火葬車
業者によって自宅前で火葬できる。動物霊園・寺院より割安な傾向。
公営がおすすめな人
動物霊園・寺院がおすすめな人
移動火葬車がおすすめな人
気を付けたいこと!!
業者によってできることは分かれますので、自分が望む葬儀ができるところを調べておきましょう
市町村などが管理する火葬場(公営)
公営の火葬場の調べ方は、
「お住いの地域+ペット火葬+公営」で出てきます。
検索できなかった場合はこちらの全国保健所一覧からお住いの地域を見てください。
一部の公営(横浜市など数か所)を除き、基本的には「合同火葬」か 「一般廃棄物」として処理されることが多いです。
金額は無料~数千円程度になります。
合同火葬の場合、遺骨は動物霊園などに納骨される場合と、火葬した後はごみとして処理される場合もあります。
市町村によって異なるので、公営での火葬を選ぶ場合はしっかりどういった流れなのか調べてみるといいでしょう。
市町村のHPを見てみると「ペットの死体処理」の項目がごみ項目と同じ所は、 一般廃棄物 の可能性が高いです。
正しくは火葬ではなくて「焼却」の方がしっくりくるね
動物霊園・寺院、移動火葬車(民営)
民営は公営よりも火葬料金は高くなりますが、その分最期まで大事な家族として人と同じような流れで葬儀をすることができます。
金額は1万円~5万円位になります。
民間の業者になると悪徳業者も存在しています。しっかり口コミを見たり下見をした上で選ぶことが必要です。
ペット火葬社の選び方
ペット火葬社を選ぶことで一番大事なのは「自分で体感すること」だと思っています。
好みや感覚は人によって全然違います。
食べログのレビューが評価が高いところに行ったら、美味しくなかった
こういった経験ありませんか?ペット火葬社も同じです。
逆に評判が悪くても、自分にとってはすごく親切で居心地がよかったりもします。
口コミも参考に見ることも大事ですが、一番良いのは下見に行ったり電話をして、気になることを実際に体感することです。
対応が悪ければ他にあたればいいのです。
いまでは全国に多数のペット火葬場があるので、1つに限られることは少ないですし、全国対応している移動火葬車もあります。
まずは自分が気になった所から連絡をしてみましょう!
悪徳業者の見分け方
必ず葬儀や火葬が始まる前に明確な総額料金を提示してもらうことが大切!
これまで起きたのは、火葬をしてから高額な請求を要求したり、山に遺体を捨てる不法投棄をする事件などがありました。
葬儀前の総額料金の提示、個別火葬の場合は火葬炉に入るまで見ていられるかは確認しておくといいでしょう。
合同火葬は他のペットとまとめての火葬だから火葬炉に入るところは見られません。。
合同希望でも個別の場合の質問はしておくのはありだと思います!
下見にいけない場合や移動火葬車の確認方法
事前にメールで見積もりや疑問点を問い合わせをしたのちに確認の電話をすると、対応が早いか親切かわかりやすいですよ!
猫の火葬方法を決める
猫の火葬は、「合同火葬・個別火葬」の2種類に分かれます。
- 合同火葬
複数のペットをまとめて火葬する。
お骨がまざってしまうため、骨上げ・返骨はできない。
- 個別火葬
個別で火葬するためお骨を拾えて、返骨も可能。
「個別立会火葬」骨上げを家族が行う
「個別一任火葬」骨上げを業者が行う
考え方は人それぞれなので、どれが一番いいというのはありません。
知らない人と一緒に火葬なんてされたくないだろ!
そしたら、個別火葬一択だ!
ボクはたくさんの子と一緒だと安心な気がして、合同でもいいけどな
家族の手で納骨してほしいから、ぼくは個別にしてほしいな
このようにいろんな考えがあると思うので、愛猫にしてあげたい葬儀はどうなのか色々考えて決めてみて下さい。
予約時はここまで決めずに当日担当の方と話し合って決めることがほとんどなので、頭の中で少し考えておくといいですよ
ペット火葬の予約をする
公営の場合 連絡をして、引き渡しの説明や支払い方法などを確認します。
民営の場合 必ず予約が必要になるので、まずは連絡をしてみましょう。
私が働いていた民営では、火葬の予約は当日予約の人が多かったです。
ただ、混み具合によっては難しい場合があるので、何を優先するかを決めておくと良いですね。
予約時に最低限確認したいこと
- 火葬の日時
- かかる金額
猫の大きさを伝える 例:猫5kg
①火葬料金
②納骨する場合
しない場合(別途必要な場合があり)
③骨壺・覆い袋など必須アイテムは含まれているか - 火葬した後の残骨の行き先
事前にHP等でプランやかかる費用をある程度頭に入れておき、最終確認しておきましょう。
基本的に遺骨を納骨するときや持ち帰る場合は分骨が多いです。
盲点なのが、残骨がどうなるのかを確認し忘れがちです。
業者によっては、提携している県外の動物霊園に運ばれるなど近くではない場合があります。
「納骨場所は近くにしたい」や「全て遺骨を持ち帰るときは金額が変わる」など、自分が考えていたプランから外れてしまう可能性もあるので、しっかり聞いておくといいでしょう。
納骨場所・供養方法を決める
- 自宅で供養する
- 納骨堂・霊園に納める
- お墓をたてる
- 散骨する
※合同火葬の場合、納骨場所はその業者によって決まっているので、個別火葬での話になります。
動物霊園・寺院に納骨する
納骨堂に納める
個別の場所を借りて供養する場所です。場所の広さなどで料金が変わり、一年更新するところが多いです。
たくさんの子が愛されてる環境を目の当たりにできるので、安心できる空間です。
基本的に、気持ちが落ち着くまで納骨堂を借りて、最終的に合同慰霊碑に納める方が多いです。
合同慰霊碑に納める
いろんなペットの遺骨と一緒に埋葬する合同のお墓です。基本的にはその後費用は発生しないことがほとんどです。
永代供養が約束され、供養する人がいなくなっても安心できます。
自宅で供養する「手元供養」
最近の傾向では、自宅に持ち帰って供養する方が多く見られます。
やっぱり亡くなってすぐは身近にいたいよね
火葬した後は骨壺に入った状態で、返骨されます。
慣れ親しんだ部屋や一緒にいられるので、心の整理がつくまではおすすめです。
庭にお墓を建てる・埋葬する
「大事な家族だから」「離れたくないから」と庭にお墓を建てたり、火葬した遺骨を埋葬したりします。
気持ち凄くわかります!!
ただ、今回は後悔したくない火葬方法を紹介なので、これだけ言わせてください。
個人的にはあまりおすすめしません。
おすすめしない理由
火葬した「焼骨」は土に還るまで数百年と言われているので、墓地に埋葬するのが安心です。
「土に還る」という言葉は、土葬した場合のお骨に関して起こりやすいので使われてきました。
※土葬の場合でも100年以上になることもある。
現在は火葬するのが主流となっているので、「焼骨」をそのまま自宅などで埋葬してしまうと、その土地に残り続けてしまいます。
土に戻るまで数百年。何十年後でも、その場所は残り続けているでしょうか?
もちろんそれを踏まえた上で納得してるなら、供養は自由だし好きな形で行うといいな
自分が選ぶ火葬・供養プランはコレ!
- 個別立会火葬
- 自宅で供養
- 一部遺骨カプセルに入れて持ち歩く
- 合同慰霊碑に納める
私の愛猫が亡くなった場合どのようなプランにするかご紹介しますが、考え方は人それぞれなのであくまで参考程度にみて下さい。
個別立会火葬
人と同じようにお骨を拾って供養してあげたいので、個別立会火葬を選びます。
四十九日か一年は自宅で供養
やっぱりしばらくは一緒に居たいからです。
お部屋用にB5サイズのお墓や、仏具セットなど可愛いものがあるので自分で愛猫のための供養場所を作りたいです。
一部遺骨カプセルに入れて持ち歩く
常に持ち運べる遺骨キーホルダーやアクセサリーがあるので、この中に「歯」を入れて持ち運びます。
歯を選んだ理由
簡単に言うと歯は骨ではないため、紛失しても問題ないからです。遺骨だったら問題があるかという話ではないですが、やはり遺骨はなくしたりするのは気持ち的に嫌ですよね。
歯が抜けた時とか庭に埋めたりするもんね
合同慰霊碑に納める
ある程度気持ちが落ち着いたら、動物霊園・寺院の合同慰霊碑に納めます。
手元には遺骨カプセルは残しておきます。
合同慰霊碑だと定期的に供養もされるので、愛猫にとっても幸せかなと思うからです。
それにいつまでも家で気にしすぎてると愛猫も心配になってしまうかもだし、逆に心の整理がなかなかつきにくくなるかもしれないのが怖いからという理由もあります。
人が望むプランはそれぞれなので、これが正しいプランではありません。
色々自分が望むプランを考えて悔いのない選択をしてください。
愛猫との最後のお別れを後悔しないためには
愛猫が亡くなってしまったら、悲しみで何も考えられなくなりますよね。
どんな火葬プランでも、一番大事なのは愛猫を愛する気持ちです。
それだけで愛猫は幸せだと思います。
でも、 残された方は最後まで愛猫のためにしてあげたい気持ちでいっぱいですよね。
- しっかり安置をする
- 自分が望む火葬方法を決める
- 自分が望む供養方法を決める
ex;苦しい顔をして亡くなったんなら、硬直する前に安らかな顔にしてあげる。
ex; 定期的に供養をきちんとしてあげたいなら、動物霊園・寺院に納骨する。
後悔するのは、いろんなことが過ぎてから知識が増えて、もっとこうしてあげたらよかったなとなることが多いです。
愛猫との別れはあまり考えたくなくて目を背けがちですが、最後をしっかり看取るためにも事前に調べておくことをおすすめします。
あなたが精一杯してくれたことは愛猫にも届くと思いますし、私はそう信じています。
個人的にもめちゃくちゃ良かった!
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