ネコちゃんって中々水を飲まなくて困りますよね。。
暑い時期は、涼しい部屋より窓辺の暑いところで寝転んでたり
寒い時期は、コタツや暖房の前に丸まってたり
常に脱水症状の危険があるので、飲んでる姿をみないと心配になりますよね。
ネコちゃんがあまり水を飲まない理由は、ネコちゃんの祖先が砂漠に生息しているリビアヤマネコにあります。
水が少ない砂漠地帯で生活していた名残で、少しの飲水量だけでも生きられるような体の構造になっているため、あんまり水を飲まないと言われています。
それであんまり飲もうとしないんなら、心配しなくても大丈夫?
実は危ないんです!!
ネコちゃんの体の約70%は水分なので、人と同じく飲み水はすごく大切なのです。
少しの飲水量だけでも生きられるような体の構造でも、やはり水分が少ないと腎臓に負荷がかかってしまいます。
あまり飲まないからこそ、適切量をとれているかが大事になってきます。
*水を飲まないことでの危険性*
・脱水症状…元気がなくなり食欲が落ちて、毛並みが悪くなる
・慢性腎不全…水分が少ないと濃い尿になり、腎臓に負担がかかってしまう
また、シニアになってくると、腎臓の病気の発症率が高くなってくるので、年齢に合わせて適正な水分量・水の取り方を把握しておくことが必要になります。
この記事では、
- ネコちゃんに水を飲んでもらうにはどうすればいいか
- 子猫・シニア猫で注意しないといけない点はなにか
をしっかり解説していきますので、自分のネコちゃんは大丈夫か確かめてください。
猫の必要な飲水量と飲んでもらう対策方法
猫の1日の飲水量はどれだけ必要?
ネコちゃんのの正常な飲水量は1kgあたり約40~60mlと言われています。
ボク5kgだから240~300mlだね!
500mlのペットボトル半分は飲まなきゃだ
…そんな飲んでるかな??
結構多いですよね、しかもどの位飲んでいるか調べるのが難しいのも事実。
次は、フードからどれだけの水分がとれているかまず把握しましょう。
※体重・年齢・フードで飲水量がわかるサイトがあったので、こちらで調べてみるとわかりやすいですよ。
愛犬・愛猫のお水バロメーター| いぬのきもち | いぬのきもち ねこのきもち
キャットフードから得られる水分量はどの位?
平均的なドライフードとウェットフードの水分含有量はこちらになります。
- ドライフードの水分含有量:平均10%前後
- ウェットフードの水分含有量:平均75%前後
ちなみに我が家のネコ様が食べているロイヤルカナンではこのようになっています。
保証分析値/水分 6.5%以下
1日120g食べてるから、フードからは7.8mlしか取れてないだと!?
そうなんです。
わかりやすく平均値10%で計算すると、1日100gのドライフードを食べていたら、たったの10mlほどです。
一方、ウェットフードでは、
保証分析値/水分 83.8%以下
1パウチで約71mlかー
ウェットだけで食べるとすると2.5パウチ必須だから177mlだ
ドライフードとだいぶ差がつくね!
そこがドライフードのデメリット部分なんです。
とはいえ、ドライフードは保管管理がしやすく、重量にあたる栄養価が高いのでドライフードをメインに与えている方が多いと思います。
➘キャットフードのメリット・デメリットについてはこちらも参考にしてください
飲み水をたくさん飲んでもらうには?
まず第一前提で、いつも新鮮な水にしておくことが何より大切です。
こまめに水を交換して、容器も定期的に洗ってください。
基本的には、朝・夜に一度は交換してあげるのがベストです。
朝に置きっぱなしにしたコップの水を夜に飲みたくないよね(-“-)
人が嫌なものはネコ様も一緒です(-ω-)/
対策その①ネコちゃんが好む器を使おう
ネコちゃんはおひげに敏感なので、器に触れると嫌がることがあります。
おひげに触れず飲めるような給水器にしましょう。
うむ、そうなのだよ
ひげが当たるならその器ではもう飲まないので気を付けたまえ
また、ネコちゃんは水へのこだわりが強く、器の素材によって水の匂いや味、舌触りが異なるので敏感に感じ取ります。
いまの器であんまり飲んでくれない。。
と感じたら、ボウル型、ボトル型の給水器・自動給水機など、いろんな種類の給水器があるので、ネコちゃんにあったものを探してみましょう。
▽自動給水器のおすすめ
\我が家で使っている自動給水器/
1階と2階に1台ずつおいて、いつでも飲めるようにしています。
普通の器だとこまめに水の交換をしないと綺麗な水を維持できないから、日中留守がちの人は自動給水器をおすすめします(^^)/
\ ネコちゃんの好みがわからない方におすすめ!流水とたまる水の2つの飲み方が出来る!/
▽ボウル型のおすすめ
\飲水量が分かりやすい目盛りがついたウォーターボウル/
\人工機能石を素材にし『水をまろやかにする』魔法の瀬戸の陶器ヘルスウォーター/
▽サークル・ケージ用のおすすめ
\サークル・ケージにしっかり固定で飲みやすい高さ調整で飲水量もUP!/
対策その②いろんな場所に水飲み場を作ろう
基本的に食事の場所に水飲みを置いていることが多いと思います。
それ以外にも、よく寝る場所や通り道などいつでも飲みたいときに飲めるようにするといいです。
ボクは寝室に置いてある水飲み場で飲むのが多いかな
対策その③食事の回数を増やそう
食事した後に水を飲むことが多いので、食事の1回量を減らし、食事の回数を増やすことで、自然に飲む量が増えます。
猫の年齢別に気をつけたいことは?
子猫は成猫より脱水症状で重症になりやすい
子猫は離乳期が終わり、本格的に子猫フードを食べ出すまでは、ミルクなので、お水を与える必要はありません。
本格的に子猫フードを食べ始めたら、必要な量の水を飲んでいるか確認しましょう。
子猫の体は成猫よりも多い、60~80%の水分で出来ています。
体の水分量の10%が失われると命に関わる状況になってしまうこともあるので、脱水症状には気を付けていきたいですね。
特に子猫は成長が未発達なので、下痢や嘔吐で水分が不足になりやすく、体力もないので重症になりやすいので注意しましょう。
↓子猫の免疫力を高めるフードについてはこちらをご覧ください。↓
成猫での生活習慣がシニア猫の病気に繋がっていく
冒頭でもお伝えしましたが、ネコちゃんが水を飲まないでいると、さまざまな病気にかかりやすくなります。
例えば、
・水分量が足りずに尿が濃くなり、膀胱内に結石ができてしまう「尿路結石」
・尿路結石によって膀胱に炎症を起こす「膀胱炎」
・膀胱炎を長引かせ腎不全に陥ってしまう「慢性腎不全」
そうならないためにも、日頃の観察と環境づくりが大事になってきます
シニア猫は渇きの感覚が鈍感になってしまう
シニア猫は渇きへの感覚が鈍感になり、水を飲む量がますます減少してしまいます。
これに伴って病気になりやすく、脱水状態と隣り合わせの状態になってしまう可能性があります。
そうならないためにも、より水を飲ませる工夫やウェットフードの活用をどんどん活用していきましょう。
7歳からシニアの仲間入りだからあと3年か
今から気を付けていかないとな
本気で悩んでいる人は、専用のお水も販売しているので、お水を変えて試してみてもいいかもしれません。
水を飲み過ぎもよくない?
水をよく飲んでくれるネコちゃんに対しては、夏場や食事の後、運動後など喉が渇いたときには、普段より多めに飲むこともあるので、そこまでの心配しなくて大丈夫です。
ただ、普段より水を倍以上飲んでいるときは、なんらかの病気のサインの可能性があります。
飲み過ぎると、尿の量や回数も増えているはずなので、多飲多尿になっています。
多飲多尿は、慢性腎不全や糖尿病など様々な病気の症状の一つに挙げられるので、早めに動物病院で診察してもらいましょう。
まとめ
ネコちゃんは、水を飲まな過ぎても、飲み過ぎでも、病気に繋がってしまいます。
特にシニア猫になると、余計に症状が出るものが多いので、少なくとも7歳以上になったら猫の飲水量を把握しておくことが大事になってきます。
健康で長生きしてもらうためにも、水を飲む量・質・飲み方にこだわってあげて、注意してみていきましょう。
ネコ様は話せないから早めの早期発見が大事ですね。
日頃から観察して気を付けていきましょう!
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